サタケは2026年10月5日、家庭用精米機「Mill Cygne(ミルシーニュ)」(RSKM5G)を発表しました。10月15日からMakuakeで先行販売し、一般販売は2027年1月を予定。希望小売価格は38,500円です。1〜5合に対応し、白米5合で約5分30秒、稼働音69dB、9種類の精米モードを備えます。

家庭用精米機へ約4年ぶりに再参入

サタケは1999年に家庭用『マジックミル』を発売し、2022年6月に家庭用精米機の販売を終了していました。Mill Cygneは再販要望を受けて開発した創業130周年記念モデルです。

単なる既存機の再販ではなく、精米品質、静音性、キッチンへ置きやすいデザインを開発テーマに据えた新設計です。一般販売時の目標販売台数は1万台としています。

白米5合で約5分30秒、砕米率1%以下

1〜5合に対応し、白米5合の精米時間は約5分30秒。サタケは自社の穀粒判別器を使って品質を評価し、白米モードでは精米時の温度上昇とムラを抑えながら砕米率1%以下を実現したとしています。

精米直後の米を家庭で炊けることが家庭用精米機の利点ですが、精米時間と手入れの手間は発生します。精米済み白米だけを購入する家庭では必要性が低い製品です。

従来機で最も静かな69dB

本体の密閉性などを見直し、白米5合を精米した際の騒音値を69dBまで低減。サタケは自社従来家庭用精米機で最も静かとしています。

69dBは無音という意味ではありません。測定条件は本体正面1mで、実際の聞こえ方は設置場所や床・壁の反射でも変わります。『静音化』を『ほぼ無音』と解釈しないことが重要です。

9種類の精米モード

上白米、白米、3分、5分、7分、再精米、胚芽米、白胚芽、やわ炊き玄米を選択できます。再精米では保存で表面が酸化した白米を磨き直し、古米臭の低減を狙えます。

精米度を細かく変えられるため、白さだけでなく胚芽や栄養成分をどの程度残したいかで選択できます。玄米を籾から精米する機能や石抜き機能はありません。

やわ炊き玄米は白米モードで炊ける

やわ炊き玄米モードは玄米表面へ微細な傷をつけ、白米モードで炊ける状態にします。サタケの試験では浸漬と炊飯の合計時間が玄米モード165分に対し78分となり、約1時間30分短縮しました。

短縮値は広島県産コシヒカリと特定の試験条件によるものです。炊飯器や品種で結果は変わりますが、玄米を日常的に食べたい家庭には他の精米モードにはない実用価値があります。

サイズと価格も購入前の重要な確認点です。

外寸は幅220×奥行266×高さ254mm、重量約5.4kg、消費電力220W。ホワイトとブラックを用意します。キッチンへ常設するには小型家電1台分のスペースが必要です。

38,500円という価格は、精米済み米を買うだけなら不要な投資です。一方、玄米をまとめて保管し、食べる直前に精米度を変えたい家庭では、鮮度管理と精米自由度を1台で得られます。実機で騒音や精米品質は検証していません。

まとめ

サタケ Mill Cygneは、メーカー・ブランド公式情報を基に仕様と位置づけを整理しました。実機を使用したレビューではないため、音質、装着感、動作音、操作感などの体験評価は行っていません。購入・支援前には最新の公式仕様と販売条件を確認してください。